死刑にいたる病 ケッタイな映画 - Kenjis Movie Review
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死刑にいたる病 ケッタイな映画

タイトルと怪物俳優の阿部サダオ主演ということで、興味津々だった映画ですが、ようやく飛行機の中で見ることができました。感想はケッタイな人間がいっぱい出てきて、ケッタイなセリフを吐き、ケッタイな筋書きと展開で、最後に、取ってつけたようなケッタイなどんでん返しで終わる出来の悪い映画だなというものです。長い年月、10代少年少女を何人も誘拐拉致し殺害してきたサイコパスが阿部。逮捕され有罪が確定。ただ最後の殺人事件の犯人は自分では無いと主張し、子供時代を知っており、大学生に成長した若者(岡田健史)に手紙を書き刑務所へ会いにきた彼に調査を頼むんですね。4流大学の彼にそんなことができるんかいな。女性を誘拐する際、あんな日中にあんな場所で、女性は悲鳴をあげているだろうし、誰も気づかないとは!要するにロジックなんかはこれっぽっちも考えず、都合のいい人間を登場させ、都合のいい展開で見せるので、多くの人間を殺しているので死刑は免れないだろうし、一人や二人計算違いでも、そんなのどうでもいいじゃんという気になって来ました。それとある女性の殺し方は、手首は折れ肉と骨が露呈し、足の骨も露呈しと残忍を見せ場にして悪趣味。なぜか同じシーンが2回出てきます。これでなんだ阿部くん、単なる猟奇連続殺人犯かいなと失望しました。後半にはくずれますが、それまでの阿部ちゃん、かなりの不気味さを出していましたので。岡田の母親役は中谷美穂。ピポリンも年を召されました。
         50点

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